ケア業界のパイオニアに道を訊くインタビュー企画、第36弾です。
今回は介護ソフト「まもる君クラウド」を運営する株式会社インタートラスト 代表の斎藤さんにお話を伺いました。
この記事の要点
- まもる君クラウドは介護請求・介護記録・介護計画書作成が一気通貫で行える介護ソフト
- 破格の金額と最高品質のサポートが解約率の低さにつながる
- 株式会社インタートラストが目指す「介護事業者のお困りごとを全て解決」
株式会社インタートラスト 代表取締役 斎藤氏のプロフィール
斎藤 慎一郎(さいとう しんいちろう)氏
1972年生まれ。福岡県北九州市出身。
大学卒業後、大手金融機関のIT部門に入社。その後、システム開発企業の役員や、インターネット系企業の起業や売却を経て、今後の成長が期待できる医療・介護系IT分野での起業を決意し、2007年に株式会社インタートラストを創業。
医療・介護業界に貢献するための仕組みを模索する中で、先進技術で構築されたクラウドサービスを、最高レベルのサポートと業界最低価格で提供する仕組みにたどり着く。
「少子高齢化社会に最適なサービスを創出し社会貢献する」をミッションに、2017年に介護ソフト「まもる君クラウド」をリリースした。
インタビュー(以下、敬称略)
株式会社インタートラストの会社概要
——まずは御社の概要から簡単にご説明をお願いします。
斎藤:株式会社インタートラストは、設立の2007年より「少子高齢化社会に最適なサービスを創出し社会貢献する」を企業理念に掲げ、医療介護業界をDXにより発展させていこうと考えている会社です。
少子高齢化の問題や日本が抱えている課題を弊社が得意とするインターネット・IT技術の力で解決し、社会に貢献することを目的としております。
斎藤:現在の主力サービスは介護ソフトの「まもる君クラウド」です。他に国保連伝送サービスの「おくる君」がございます。
——今回は、まもる君クラウドについて詳しくお話を伺います。
「まもる君クラウド」とは
——まもる君クラウドのご紹介をお願いします。
斎藤:まもる君クラウドは、主に介護事業者向けに提供しているSaaS(クラウド)型のサービスです。
介護請求・介護記録・介護計画書作成という介護の三大業務がすべて1ソフト内で完結する一気通貫のサービスとなります。
——御社の設立当初はクラウドサービスではなく、パソコンにソフトをインストールする形のパッケージソフトを販売されていたそうですね。
斎藤:以前販売していた商品「まもる君」は、クラウドではなくオンプレミス(物理)型の介護請求ソフトでした。
2007年当時はインターネットの技術がそこまで進んでいなかったのでオンプレミス型だったのですが、インターネットの普及とともにクラウドサービスも技術的に進歩しましたので、2016年にまもる君クラウドというサービスへ完全に作り変えました。
また介護請求だけでなく介護記録・介護計画書作成の機能も搭載し、既存のクライアントも含めて現在のサービスに移行完了したのが3年ほど前です。
——では3年ほど前に完成したシステムなのですね。
斎藤:2016年のクラウド移行後も毎月バージョンアップを繰り返し、今はだいぶ完成に近づいてきているところです。
——既存のお客様をオンプレ型からクラウド型に移行していただくのは大変だったのではないでしょうか。
斎藤:既存のお客様は既にパッケージソフト「まもる君」の利用に慣れ親しんでいたので、移行は確かに大変でした。
ですが、まもる君ユーザーのお客様とは日々サポートで連絡を密にしておりますので、少しずつ時間をかけて移行していったため大きなトラブルは発生しませんでした。