株式会社NEWCHOICE 代表取締役 川部氏 | インタビュー第34弾

株式会社NEWCHOICE 代表取締役 川部氏 | インタビュー第34弾

医学とエンタメのタッグで新しい介護予防

川部:SISYOで行うレクリエーションは、単に楽しいゲームというだけでなく医学的にも介護予防効果が裏付けされているレクリエーションであるという強みがあります。

私が横浜市立大学発の学生ベンチャーということは先ほど申し上げましたが、横浜市立大学は医学系に強みがある大学になります。介護医療の研究をされている先生もいらっしゃいますので、介護予防効果が高いエンタメ作りのために大学と連携しているところです。

学術的・医学的な力と弊社のエンターテイメントの力を合わせて、新しい介護予防を高齢者の皆様に提供していきたいと思っています。

——楽しくレクリエーションで遊んで介護予防や改善ができたら最高ですね。

川部:楽しくなければ参加意欲も起きませんし、やりたくない・楽しくないというマインドが医学的な効果を妨げてしまいます。

そのため弊社は100%エンタメの良さで楽しんでもらって、気づかぬうちに医学的な効果がプラスされているよと言う状態を目指したいと思っています。

SISYOサブスクはエンタメ+日々の業務支援

川部:先ほど「月40万円は高い」との意見をいただきましたが、実は月40万円のサブスク契約の中には、イベント実施やレクリエーション備品貸し出しだけでなく日々の業務支援も含まれています。

——具体的にはどのような業務支援を行ってくれるのですか?

川部:例えば施設のデジタル化・ICT化のサポートや、SNSやホームページの運営サポート、その他介護事業者様とお話し合いの上で弊社ができるサービスをご相談します。BCP(事業継続計画)策定支援などもその1つですね。

——BCP策定にはどこの介護事業者も苦労してらっしゃるようですね。

川部:そうなんですよ。2024年4月までには策定しなければいけないのに、まだ全然手付かずという事業者さんもいらっしゃるので、そういうところも弊社がサポートしていけたらなと思っています。

——SISYOをサブスク契約すると、レクリエーションの負担軽減だけでなく介護事業所全体としての負担軽減になるんですね。

川部:はい。弊社はエンタメ派遣だけでなく、介護事業所の相棒のような存在として存在したいと思っています。

日本中の介護の力を強くしたいなというのが自分の中でイメージとしてあって、介護事業所1つ1つをエンパワーするためにSISYOが力になれれば良いなと考えています。

若者を介護の世界に引き込みたい

川部:また、日本の介護の力を強くするためには若者世代の介護業界の参入が必要不可欠です。

その点でも、同じ若者世代である自分であれば貢献できるかなと思ってます。

新卒で介護士を雇いたいという介護事業所は多いのですが、なかなか実現できていないように感じます。

介護業界はキツいというイメージがあるようで、大学を卒業して社会に出ようという若者にはハードルが高いのではないかと考えます。

私が展開しようとしているサービスはレクリエーションという、介護業務の中でも比較的ライトな業務なので、その分野から若者を介護の世界にどんどん引き込んで行き、介護業界の採用を増やせればと思っています。

株式会社NEWCHOICE今後の目標

——今後、川部さんはどのように事業を展開していきたいと思っておられますか?

川部:まずは今年の目標として、SISYOのPoCを終わらせて東京や拠点の神奈川、関東圏でサービスを運用できる体制を確立したいと考えています。

後々は日本全国にSISYOを展開して、米国まで進出したいと思っています。

また、個人的な起業家としての目標ですが、最年少での株式上場をしたいというのを大きな目標にしています。

現在は25歳が最年少です。投資家の皆さんにも最年少上場はかなり期待してもらっているので、その期待に応えたいです。

最後にメッセージを

——では最後に、AIケアラボの読者の皆様にメッセージをお願いします。

川部:やっぱり皆が望んでいるのって、介護の必要になったら良い老人ホームに入って質の高い介護サービスを受けてという状態ではなく、介護をそもそも必要としない状態だと思っています。

SISYOによって日本全国のシニアが楽しみながら介護予防ができて、自分の祖母のように認知症の進行や重度の介護に苦しむ方が少なくなればいいなと思っています。

今回のインタビューを通して

今回は株式会社NEWCHOICE 代表の川部さんにお話を伺いました。

19歳の学生ベンチャーが日本の介護について真摯に考え、課題解決のために新しいサービスを提供しようと動いていることがとても嬉しく感じました。

これからの日本を背負って立つ若者を、私達も応援していきたいと思います。

川部さん、貴重なお話をありがとうございました。

AIケアラボでは、これからもより多くのサービスや製品を紹介していきたいと考えています。

「うちのサービスの話も聞いて欲しい!」という企業様・団体様がいらっしゃいましたら、お気軽に以下のアドレスまでご連絡いただければ幸いです!

ai-carelab@tryt-group.co.jp

臼井 貴紀
● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
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