株式会社リンクアンドコミュニケーション 代表 渡辺氏 | インタビュー第28弾

株式会社リンクアンドコミュニケーション 代表 渡辺氏 | インタビュー第28弾

最終更新日 2023.11.02

AIだけでなく対人チャットでもアドバイスが可能

——ユーザーが健康面で不安を感じたときなどは、AIではなく人間に頼りたいときもあるのではないかと感じます。そのようなシーンでは「カロママ プラス」とあわせて医師などに相談はできるのでしょうか?

渡辺:「カロママ プラス」では実際にカウンセラーや医師・管理栄養士などに相談できる企業向けの仕組みも用意しています。

アプリを紹介する企業や事業者によりますが、ユーザーが専門家に相談したいと思ったときにアプリ上で予約すれば、予約時間にテキストチャットやテレビ面談で個別に相談ができる仕組みです。

「カロママ プラス」の効果

——実際に「カロママ プラス」を使用しているユーザーには、効果はどのくらい出ているのでしょうか。

渡辺:例えばダイエット目的であれば、週に4日以上アプリからの健康アドバイスを実践している方の場合には、2ヶ月程度で変化が出てくるとのデータが出ています。

毎日100点満点で健康スコアが付けられるのですが、おおむね60点ぐらい毎日取っていれば、2ヶ月で2〜3キロの体重減少が確認されています。

これは当社調べではなく、大学などの研究機関で共同研究した結果で実証された数値です。

——きちんとエビデンスがあるんですね。

渡辺:筑波大学と共同研究を行った、BMI 23以上の肥満傾向にある140人を集めて「カロママ プラス」の効果を比較した研究論文が2022年にはインパクトファクターの高い医学系雑誌に掲載されたなど、各団体との共同研究も積極的に行っています。

カロママ プラス | ニュース&トピックス 研究一覧

「カロママ プラス」ユーザーの声

——「カロママ プラス」を利用して、実際に効果が出た方たちのお声も聞かせてください。

渡辺:カロママ プラスを使っている方は年齢層も幅広く男女差もほぼ半々なので、世代や性別によりさまざまなお声をいただくことができます。

全般的に共通するのは、やはり“ママ”とのやりとりが健康へのモチベーションアップにつながるとの声ですね。

一説によればウチのアプリは“おせっかいアプリ”とも呼ばれているらしいんですけど、本当に朝から晩まで“ママ”が話しかけてくるんです。「おはようございます」とか、「今日も頑張りましょう!」とか、「朝ご飯は食べましたか?」とか、「昨日は眠れましたか?」とかいろんな言葉で話しかけてきます。

自分で数値を記録するだけではダイエットなども孤独な戦いになってしまいますが、バディとなる“ママ”が一緒に喜んでくれたり泣いたり、ときには怒ったりして、ユーザーの動向にあわせて反応してくれるんです。 だから“ママ”が喜ぶ顔を見たいからしっかりやろうとか、“ママ”に怒られるからちゃんと記録をつけなくちゃとか、自分だけでは3日坊主になるところを“ママ”のおかげで続けられた、“ママ”とのやりとりを楽しみながら健康になれたという声を多くいただいています。

——ユーザーの皆さんが“ママ”を単なるキャラクターではなく、自分の身近な存在として捉えているのですね。

渡辺:利用者の方からは、アプリを習慣付けたことにより自分の生活習慣が可視化できたという声を多くいただいております。

ほかにもご利用いただいている企業側から声もいただいております。
企業や健保サイドでの利用の場合、従業員によっては会社からの案内で利用されているため、まだ十分にモチベーションが高まっていない方もいらっしゃいます。

弊社のカスタマーサクセスというサポート部隊は、その方たちのモチベーションを高めるために利用に関するアドバイスも行っているのですが、その点も好評価をいただいています。

「カロママ プラス」の料金

——「カロママ プラス」のアプリ利用に対しては無料だと先ほどご説明いただきましたが、企業さんなどが「カロママ プラス」を団体として利用されたいときには、料金はいくらなのでしょうか?

渡辺:料金は1人あたり月300円です。

これはアプリの1アカウントあたりの利用料です。それ以外の健康アドバイスですとかユーザー分析などの顧客サポートに対しては別途料金が発生します。

1人あたり月300円の利用料金がまずベースにあって、それにサポート料金が乗るイメージですね。

——サポートを受けなければ追加料金はかからないのでしょうか?

渡辺:企業側には無料で管理画面を提供いたしますので、自分たちでユーザーの健康管理ができる場合には追加料金はかかりません。 自分たちではユーザーの健康サポートが難しいからプロの手を借りたいというご希望があれば、ご要望に応じたサポートを行ないます。サポート料金に関してはお問い合わせください。

 「カロママ プラス」を導入するには

——実際に「カロママ プラス」を利用したいという企業さんや自治体さんは、ホームページからお問い合わせをすればよいのでしょうか?

渡辺:はい。弊社ホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。

資料請求やデモンストレーション希望、また取材依頼などもホームページのお問い合わせフォームから行えます。

カロママ プラス | お問い合わせ

他システムとの連携やアプリの使いかたなど「カロママ プラス」に関する疑問についても、ぜひお気軽にご質問ください。心よりお待ちしております。

今回のインタビューを通して

今回は株式会社リンクアンドコミュニケーションの渡辺 敏成さんにお話を伺いました。

インタビューの中で渡辺さんがおっしゃった「カロママ プラスはおせっかいアプリ」の言葉が印象に残りました。

全国に「カロママ プラス」が浸透して、それぞれの人が持つスマホの中にいる“おせっかいママ”が皆の健康をサポートしている生活が実現出来たら本当に素敵ですよね。

渡辺さん、貴重なお話をありがとうございました。

AIケアラボでは、これからもより多くのサービスや製品を紹介していきたいと考えています。

「うちのサービスの話も聞いて欲しい!」という企業様・団体様がいらっしゃいましたら、お気軽に以下のアドレスまでご連絡いただければ幸いです!

ai-carelab@tryt-group.co.jp

臼井 貴紀
● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
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