株式会社グッドツリー 代表取締役 西原氏 | インタビュー第38弾

株式会社グッドツリー 代表取締役 西原氏 | インタビュー第38弾

ケア業界のパイオニアに道を訊くインタビュー企画、第38弾です。

今回は介護ソフト「ケア樹(けあき)」の開発販売を行う、株式会社グッドツリー 代表の西原さんにお話を伺いました。

この記事の要点

  • 「ケア樹」は、東日本大震災復興支援をきっかけに生まれた業界初クラウド型介護ソフト
  • 月額システム利用料0円で利用可能(初期費用は別途必要)
  • 「ケア樹」をプラットフォームにした新しいデータ活用サービスに期待

株式会社グッドツリー 代表取締役  西原氏のプロフィー

西原  翼(にしはら つばさ)氏

中国の西安出身。仙台のIT企業でのオフショア開発(ソフトウェア開発の架け橋)関係の仕事で、1994年に来日し、家族で日本に移住、10年間経験を重ねた。
2005年に独立し、「第二の故郷」と言うほど愛着を感じた杜の都・仙台にちなみ、社名は「株式会社グッドツリー」と名付けた。

インタビュー(以下、敬称略)

株式会社グッドツリーの会社概要

——まず御社の会社概要から、ご説明をお願いします。

西原:株式会社グッドツリーの西原と申します。2005年に創業し、今年でちょうど20期目に入りました。

会社は私の第2の故郷である仙台にありまして、皆様ご存知のとおり仙台は「杜の都」と呼ばれていますよね。創業にあたっては杜の都に良い樹(=事業)が育つようにとの思いを込めて、社名を「株式会社グッドツリー」にしました。

——第2の故郷ということは、もともと西原さんは仙台のご出身ではないのですか?

西原:私は中国出身でして、26歳で来日してから今年でちょうど30年、人生の半分以上は日本で暮らしております。

生まれた場所はかつて長安と呼ばれていた中国の西安で、日本名をつけるときにも出身地の西安が原点ということで「西原」としました。

——来日された理由はお仕事関係でしょうか。当初から介護ソフトの開発をされていたのでしょうか?

西原:いえ、以前は介護業界ではなくIT業界で、ブリッジシステムエンジニアとしてオフショア開発に携わっていました。 

《オフショア開発とは》自国でなく海外企業や現地法人にソフトウェア・システム開発を委託する開発手法。日本企業と現地とのコミュニケーションをつなぐエンジニアはブリッジSEと呼ばれる。

西原:そこでいろいろな企業様の受託開発をしていたのですが、2011年に転機が訪れました。

東日本大震災ボランティア活動をきっかけに介護の世界へ

西原:転機は東日本大震災です。震災によって仕事が無くなってしまったことで社員も失い、これから何をしようかと途方に暮れました。

ただ時間はありましたので、IT関係者のグループで南三陸や相馬などの被災地に行き、そこでボランティア活動として現地の介護施設なども含めてお手伝いをしていました。

そんな時に、ある介護施設から介護ソフトに関して困っていると相談されて、その介護施設の要望に応じて作ったのが現在当社の運営している介護ソフト「 ケア樹」の始まりです。

開発がスタートしたのは2011年9月からです。その後2012年4月にリリースしました。2024年現在では東北地方だけでなく日本各地4,000近くの介護事業所等に導入いただいております。

臼井 貴紀
● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
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