最終更新日 2022.11.18
ケア業界のパイオニアに道を訊くインタビュー企画、第5弾です。お相手は、介護作業を支援するアシストスーツ「HAL」などを事業展開するCYBERDYNE株式会社。
パイオニアのプロフィール
・会社名(役名):CYBERDYNE株式会社
・事業内容:医療福祉機器および医療福祉システム、身体機能改善の治療機器及び治療技術、高齢者・障がい者用の身体機能補助機器および身体機能補助システムの研究開発など
前編(#01)では事業展開やこれまでの成果などのお話を掲載します。後編(#02)では、CYBERDYNEの中で働く人の本音に迫ります。
今回のお話の要点(前編)
先に、インタビュー内容の要点を載せておきます。
- 「まず課題があって、どうすれば解決できるか」という考え方の会社
- 基本的にHALの使用効果は、まとまった期間の後に出てくる
- 歩けるようになる、腰痛がなくなるだけでなく、ケアの質も向上する
- HALは軽量化、コンパクト化していく
- 介護士の疲れなども可視化して労働環境を整備する
- HALを活用して高齢者のリハビリも目指す
それでは、インタビュー内容をお楽しみください。
ーーまず、お二人の簡単なご紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
片見さん(以下敬称略):CYBERDYNE株式会社(以下、サイバーダイン)の片見と申します。主に広報の仕事を担当しております。

小笹さん(以下敬称略):私は小笹と申します。主に腰タイプのHALを担当しています。私は元々看護師の仕事をしていた背景から現場の人たちの業務がよくわかるので、お客様の現場に新たなテクノロジーを入れるための運用フォローをメインにやってきました。
HAL腰タイプは装着型のサイボーグで、現場にとっては「新しいもの」になります。新しいものを既存の業務の中に当て込むと困ることが多いので、現場から相談を受ける仕事もしています。


● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
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