ケア業界のパイオニアに道を訊くインタビュー企画、第9弾です。
今回は、自費訪問介護・家事・生活支援のシェアリングエコノミーサービス「CrowdCare」について、運営会社の株式会社クラウドケア 小嶋さんと桐山さんへお話を伺いました。
この記事の要点
- 「CrowdCare」は自費訪問介護・家事・生活支援マッチングサービス
- 介護スキルのシェアで訪問介護人材不足の解決を目指す「CrowdCare」
- 介護する方のウェルビーイングをサポートするサービスでもある
- 介護職を志す方は是非生活支援サービスからチャレンジしてほしい
株式会社クラウドケア×共同創業者 小嶋 潤一氏・桐山 典悦氏 のプロフィール
プロフィール

小嶋 潤一(こじま じゅんいち)氏
代表取締役CEO・共同創業者
介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネジャー)
日本大学法学部卒業
2006年に株式会社アイレップに新卒⼊社、ストラテジストとして、SEMコンサルティングに従事。2008年にマガシーク株式会社へ転職、ECサイトのマーケティング業務に従事。2011年にジェイシーイノベーション株式会社を設立、半日型の入浴中心デイサービス・居宅介護支援事業を行う。2016年に株式会社アイレップの同僚だった桐山氏と株式会社クラウドケアを設立。

桐山 典悦(きりやま のりよし)氏
取締役COO・共同創業者
介護福祉士・経営学修士(MBA)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程(慶應義塾大学ビジネス・スクール)修了
2002年にGEコンシューマー・ファイナンス株式会社に入社、コールセンターのPMOとしてプロジェクトマネジメントなどに従事。2006年に株式会社アイレップへ転職、リスティングコンサルティングチームのマネジメントなどに従事。2012年に高齢者向け病院の青梅慶友病院に入職、理事長室での業務を経て、フードサービス部のマネジメント業務全般に従事。2016年にジェイシーイノベーション株式会社に参画し、デイサービスの生活相談員として従事しながら、小嶋氏と株式会社クラウドケアを設立。
会社概要

・会社名:株式会社クラウドケア
・設立:2016年8月
・事業内容: 訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォーム「CrowdCare(クラウドケア)の運営
「CrowdCare(クラウドケア)」とは?
CrowdCareは、介護保険では対応できないサービスや時間でも、介護を必要する方やご家族の要望に応じた訪問介護・家事・生活支援をしてくれるサービスです。利用者と介護・生活援助スタッフをインターネット上で直接マッチングすることで、コスト削減を実現、従来の公的介護保険外(自費)の訪問介護サービスより低価格で利用できます。

介護保険では対応できない病院内の付き添いや見守り介助、ご家族の家事手伝い、ペットの世話、買物代行などサービスにも柔軟に応えてくれます。
CrowdCareサービスページ:CrowdCare | 自費訪問介護ヘルパーのクラウドケア
小嶋さん・桐山さんへインタビュー
株式会社クラウドケア共同創業者の小嶋さんと桐山さんへのインタビューをお楽しみください。
インターネットを活用した介護スキルシェアサービスが「CrowdCare」

——CrowdCareはインターネットを活用した介護保険外の訪問介護・家事・生活支援マッチングサービスとのことですが、実際にはどのように使用されているのでしょうか。
(小嶋)CrowdCareはお客様である高齢者や障がい者の方々と、介護スキルを持った働きたい副業やフリーランスの方をネット上のプラットフォームでマッチングするサービスで、現在、東京、神奈川、千葉、埼玉で展開しています。
お客様は一旦料金を当社に支払い、手数料を差し引いた額をヘルパーにお渡ししています。我々が提供しているのは介護を必要とする方と介護スキルを持った方々を「お繋ぎする場」です。
CrowdCareの独自アルゴリズムでケア内容とヘルパースキルをスクリーニングしたうえでマッチングすることでサービスの質を確保しています。マッチングしない場合も、CrowdCareスタッフがお客様にコンサルティングを実施し、マッチング率向上を図っています。
サービス料は1時間2500円から3000円の定額制で、お客様に分かり易い料金設定にしました。ヘルパーにはサービス料からヘルパースキル・経験に応じて1時間1500円から2000円の報酬をお支払いしています。

▶▶異色のIT系介護福祉士2人がタッグを組み創業したクラウドケア社
