【くらしのパートナー】株式会社クラピス 代表取締役 杉本氏 | インタビュー第25弾

【くらしのパートナー】株式会社クラピス 代表取締役 杉本氏 | インタビュー第25弾

介護保険だけでは足りないところを補う

——先ほど通院の同行とおっしゃいましたが、要介護者の通院に同行するときは訪問介護サービスの介護タクシー(通院等乗降介助)が使えますよね。「くらしのパートナー」さんは介護保険の介護タクシーと何が違うんですか?

杉本:通院の同行は「くらしのパートナー」の中でもご利用が非常に多いサービスです。

介護保険で介護タクシーを利用する場合には、通院以外の私的な立ち寄りなどが制限されます。ですが「くらしのパートナー」の同行であれば、病院の行き帰りに立ち寄りなども自由に可能です。

また、ご高齢の方が1人で医師の説明を聞くのは大変なんですよ。「お医者さんが何を言ってるのかよく分からない」とかで、説明をされても忘れちゃったりして。

——飲むお薬が変わったときにも、ご家族に情報が共有されてないと大変ですよね。

杉本:「くらしのパートナー」が通院に同行したときには、受付をするだけでなく要望に応じて受診の同席もします。そして一緒に医師や看護師の説明を聞き、薬剤師から服薬の説明も受けて、後でご家族に共有できます。

——本当にもう1人の家族ですね。

杉本:ご家族だけでなくケアマネジャーさんへのフィードバックも行いますので、ご本人とご家族、ケアマネジャーさんの情報の連携までを一連のサポートとしています。

ちょっとした手伝いから専門的な案件まで幅広く対応

——「くらしのパートナー」さんと介護保険との違いは分かりました。では、介護保険外サービスを行う他社さんとの違いは何でしょうか。

杉本:介護保険外サービスを行う会社はいろいろありますが、「くらしのパートナー」は幅広い依頼に柔軟に対応できる点が強みだと思っています。

普通の生活サポートはどこでもできますが、他社さんでは、重たい内容の依頼に対応できないケースが多いようなんですよね。

——重たい内容の依頼とは例えばどのような依頼でしょうか?

杉本:例えば自宅をリフォームしたいとか、空き家の買い取りをどこに頼めばよいのかとか、墓じまいをしたいだとか、生活の根幹に関わるようなお困りごとってありますよね。

——そうですね。墓じまいはどこにどうやって頼めばよいのか分からない方が多いと思います。

杉本:「くらしのパートナー」ではそういった重たい案件、相続や終活などについても一括で対応でき、適切な専門家との折衝も行えます。

困ったらとりあえず「くらしのパートナー」に連絡する。そうすれば「くらしのパートナー」が利用者様に一番ベストな方法を一緒に考えてくれる。そんな、人生の相方のような立場になれれば良いと思っています。

多種多様な加盟店との強力なタッグ

——いろいろな案件にご対応されているようですが、すべてを丸ごと引き受けるのは大変なのではないでしょうか。

杉本:「くらしのパートナー」はフランチャイズ展開しているので、加盟店の中にはいろいろな「色」があります。

看護資格や介護資格などの資格を活かしている店舗もあれば、例えば体操が得意で、高齢者の運動サポートが得意な店舗もあります。もちろん料理や掃除のスキルも。

基本的な業務はどの店舗でもこなせますが、店舗によって特色が違う点が「くらしのパートナー」の面白いところです。

先ほどご説明した終活全般などの重たい案件については、フランチャイズ店舗と本部が協力して対応しています。

「くらしのパートナー」サービスの具体例

——最近ではどのようなご依頼が増えているのでしょうか?

杉本:現在多いご依頼は、携帯の買い替えですね。

携帯を買い替えようと思って携帯ショップに行っても、店員の説明がよく分からないとかで、気がついたら不必要なオプションをたくさん付けていた例とかがあったりします。

 そうならないように携帯ショップに一緒に行って、契約のお手伝いなどもしています。

杉本:あと最近では、マイナンバーカードの申請に関するご依頼が多かったです。書類を作るお手伝いとか。

そういう行政回りとか、保険の書類なども本人に分かりやすく説明して、利用者様に不利益がないような形で書類作成の代行なども行っています。

高齢者の安心・安全な生活を守るために

杉本:最近、高齢者を狙った悪い事件が多発しています。その影響から防犯カメラを選定・設置するなども最近では多かったご依頼ですね。

——ご本人だけでなく、ご家族も安心できますね。

杉本:高齢者の安全な生活を守るためには、防犯だけでなく身の回りの危険をひとつひとつ排除していく必要があります。

その一環として「くらしのパートナー」ではこのところ、お風呂場のリスク対策をオーダーメイドで行わせていただくご提案もしています。

——高齢者のお風呂場の事故は多いですから、有益なご提案ですね。

杉本:お風呂場の事故を防ぐリスク対策は、ご家庭ごとにやれることが違ってきます。

手すりをつけるとかマットを敷くとか、椅子を変えるとか、暖房器具を設置するなど。

それぞれのお風呂場の状態とご予算に合わせたリスク対策をオーダーメイドで提供するサービスを、パッケージ化してご提案しています。

臼井 貴紀
● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
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