【くらしのパートナー】株式会社クラピス 代表取締役 杉本氏 | インタビュー第25弾

【くらしのパートナー】株式会社クラピス 代表取締役 杉本氏 | インタビュー第25弾

ケア業界のパイオニアに道を訊くインタビュー企画、第25弾です。

今回は、シニアの生活を伴走するパートナーサービス「くらしのパートナー」を運営する、株式会社クラピスの代表取締役 杉本優斗さんにお話を伺いました。

この記事の要点

  • 「くらしのパートナー」は介護保険外の領域を埋めるサービス
  • ちょっとした雑用から専門的な内容まで幅広いサービスを提供
  • 「くらしのパートナー」は代表の実体験に基づいた温かさが魅力

株式会社クラピス 代表取締役 杉本 優斗氏のプロフィール

杉本 優斗(すぎもと ゆうと)氏

1994年生まれ。三重県出身。
株式会社クラピス 代表取締役。
家族介護の経験から介護へ関心を持ち、2016年に株式会社クラピスを創業。 
「安心して長生きできる社会をつくる」をミッションに、高齢者だけでなく、介護をする側を支えるサービスを展開している。

インタビュー(以下、敬称略)

株式会社クラピスが提供する2大サービス

——今回は御社の「くらしのパートナー」を中心にお話を伺わせていただければと思いますが、最初に御社の紹介をお願いできますでしょうか。

杉本:はい。私たち株式会社クラピスは2016年に創業した、基本的に介護領域やシニア向けのサービス全般を取り扱う会社です。

創業当初は名古屋に本社を構えていましたが、現在は東京に本社機能を移しています。

株式会社クラピスの事業を大きく2つに分けると、1つは今回お話する「くらしのパートナー」です。もう1つは仕事と介護の両立支援サービスを行う「curapis for BUSINESS」です。

株式会社クラピス|トップページ

曾祖母の認知症発症が「介護」を考えるきっかけに

——杉本さんは学生起業されたとのことですが、学生時代から介護やシニアを考えるきっかけは何だったのでしょうか。

杉本:私の曾祖母が認知症になり、その介護を間近で見ていたのがきっかけです。

曾祖母が認知症になって、曾祖母の介護は同居している祖父母がやっていました。

それを近くで見ていて「介護ってものすごくきつい」と実感しました。

介護保険や医療保険は日本ではかなり整備されているにも関わらず、それでもこんなにきついのかと。

これからはシニアの方々がますます増えていく中で、同じように大変な思いをする人がますます増えていく。それを何とかしようと考えたのが起業に至った動機です。

——なるほど。実体験から超高齢社会の課題に気づいたのですね。

介護保険外の領域を丸ごとサポートする「くらしのパートナー」

——それではいよいよ、ここからは本題の「くらしのパートナー」についてお話を伺っていこうと思います。まずはサービスの概要をお聞かせください。

杉本:「くらしのパートナー」は、介護保険外のサービスになります。

ゴミ出しから部屋の掃除、通院の同行、終活の相談など、介護保険では対応できないシニアの生活を全般的にサポートするサービスです。

くらしのパートナー|トップページ

杉本:介護保険外の領域のどんなお困りごとも丸ごとサポートして、もう1人の家族に相談するように、手軽にいろんなことをやりますよ、という内容ですね。

臼井 貴紀
● 監修者情報
臼井 貴紀 Usui Kiki
Hubbit株式会社 代表取締役社長。藤田医科大学客員教員。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社に新卒入社。営業、マーケティング、開発ディレクション、新規事業開発など幅広く担当。その後、ベンチャー企業に転職しAIを活用したMAツールの立ち上げを行った後、Hubbit株式会社を設立。高齢者施設に3ヶ月住み込んで開発したCarebee(ケアビー)は、日本経済新聞、NHKおはよう日本、ABEMA PRIME等に出演。
フォローする