この記事は、株式会社GiverLink代表・早坂祐哉氏のインタビュー記事、後編です。
前編(#01)では、事業の背景やこれまでの成果、展望などのお話を掲載しました。後編(#02)である本記事では、代表の事業家としての根本的な考え方などにせまります。
前編をまだ見ていない方はこちら↓
#01 1億円資金調達の介護ICTツール比較サイト「介護のコミミ」運営 早坂祐哉氏インタビュー(前編)

パイオニアのプロフィール
・お名前:早坂祐哉(はやさかゆうや)さん
・会社名(役名):株式会社GiverLink(代表取締役CEO)
・事業内容:「介護のコミミ」運営
今回のお話の要点(後編)
- 「影響力を持つこと」と「正義」を重視し、サービスを運営している
- 社長の楽しそうな姿を見てメンバーが集まってくる
- 今後はツールに限らず介護職員のためになるものは全部載せる
- 本当にいいものを作り、当たり前に役立つようにする
- 時間を買うために資金調達を行う
それでは、インタビュー本編をお楽しみください。
根底にあるのは正義
早坂さんの人物面にフォーカスした質問をさせていただきます。以前は介護ツールのベンダーにいらっしゃいましたが、元々なぜ介護業界を選ばれたのでしょうか?
私は、もともと大事にしてることが二つあります。一つが、よく社長にあることですが、「影響力を持つこと」。そしてもう一つは「正義」です。
正義の反対は別の正義とも言われますが、私は、私の中の正義を大事にしたいと考えています。
正義に関する原体験は、メディアに語れないところも沢山ありますが(笑)、関心のあった人身売買撲滅の研究に強い人がいる大学に行ったりしていました。
そんな中、目の前に、もっと重大な問題があることに気がつきました。それが介護でした。世界的に見ても、日本の介護は、一番はっきりとした言葉で言えば「やばい」のです。
自分の正義を大事にしながら、影響力を持って頑張れるのは介護の業界だと考えるようになりました。

なので先ほど申し上げた(前編記事より「介護職員に寄り添う姿勢は崩さない」にて)、ベンダーから「口コミ消してくれたら契約するよ」という話に関しても、私の中の正義を基準に「いや駄目です」と返したという経緯になります。結果、正義を貫いているおかげで楽しく仕事させていただいています。
差し支えなければ、正義に関する原体験も、大まかに教えていただけませんか?
そうですね・・・。警察官の息子は大体グレるという話を聞いたことはありますか?(笑)私の父は警察官だったんですけれども、父の正義と、私の正義は少し違ってしまった経緯がありまして。私は起業という形でグレてしまいました。端的に言うとそんな所です。・・・今、少し冷や汗をかいています(笑)。
ありがとうございます(笑)。
■トピックのまとめ
- 「影響力を持つこと」「正義」を重視
- サービスを運営する中で正義を基準に判断することもある
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