この記事の要点
- アプリならスマートフォンでスキマ時間に効率よく資格取得の勉強ができる
- 介護福祉士、ケアマネージャーなどの資格を取ると給与の改善やキャリアアップなどのメリットが得られる
- 資格試験の勉強を通じて、新たな介護の技術や知識を身につけることもできる
介護職員として仕事をしていくうちに、介護福祉士やケアマネージャーといった介護関連の資格を取得したいと思われる方もいるでしょう。
資格を取得した方が業務の幅も広がり、処遇の改善やキャリアアップにもつながります。
最近ではスマートフォンで手軽に介護知識を学べる勉強用アプリも多く提供されています。忙しい介護職員の方でもスマートフォンであればすきま時間に効率よく自学自習することができるのではないでしょうか。
そこで今回は、資格取得の勉強を通じて得られるメリットと介護の勉強をする上で役立つアプリを、介護福祉士を目指している方とケアマネージャーを目指している方に分けて紹介していきます。
すでに介護福祉士やケアマネージャーとして活躍している方でも役に立つアプリもありますので、資格取得の有無に関わらず参考にしてください。
目次
資格取得の勉強を通じて得られるメリットとは
介護の勉強用アプリで多くみられるのは介護福祉士の試験対策に関するものです。
介護福祉士は介護の専門職として経験や技能があることを証明できる資格であり、介護職の資格の中で唯一の国家資格です。
介護職員として働きながら勉強するのは大変ですが、資格を取得すれば以下のように多くのメリットを得ることができます。
- 給与アップが期待できる
介護福祉士の資格を取得することで基本給がアップしたり、資格手当がついたりするので給与アップが期待できます。 - 利用者やご家族から信頼が得られる
介護の専門職ということが証明できるので、利用者やご家族に安心してもらい、信頼が得られやすくなります。 - 日本全国各地で求人がある
介護職の求人情報は日本全国各地ででています。その上、経験や技能を証明できる資格があれば就職に困ることは少ないでしょう。 - キャリアアップが目指せる
介護福祉士として実務経験を積めば、ケアマネージャー(介護支援専門員)を目指すことも管理者を目指すことも可能です。
また資格取得だけでなく、試験勉強を通じて新たな技術や知識を身につけることは介護職としてのスキルアップにもつながるというメリットもあります。
資格を持った経験や技能のある介護職員は処遇の改善が期待できる制度があるので、ぜひ以下の記事もご参照ください。
▶特定処遇改善加算の計算方法を解説 配分ルールとよくある質問FAQ
介護福祉士の勉強アプリ4選

まずは介護の現場で働き始めた新人介護職員や、介護福祉士の資格取得を目指して勉強中の方に役立つアプリを4つ紹介します。
使いやすく、内容の充実している人気のアプリを選んでいます。
- 介護福祉士国試1000問
- 介護福祉士暗記カード+過去問 解説付
- 七訂 介護福祉用語辞典
- 介護福祉士 聴くだけアプリ(完全版)
介護福祉士国試1000問

「介護福祉士国試1000問」は介護福祉士の国家試験に出てきやすい設問1000問を収録し、1回のテストで20問ずつランダムに出題される試験勉強アプリです。
インストール・月次利用とも完全無料で、会員登録などを行う必要もありません。
不得意な分野を集中して勉強するためのカテゴリ別出題や、間違った設問だけをピックアップして再トライする機能も付いていますので、効率的に勉強することができます。
料金:無料
販売元:Tomoki Fukuura
App Store | 介護福祉士国試1000問 |
Google Play | 介護福祉士国試1000問-解説付 |
介護福祉士暗記カード+過去問 解説付

「介護福祉士暗記カード+過去問 解説付」は介護福祉士が覚えておくべき専門用語が多数収録され、それぞれの専門用語の解説を読みながら暗記ができる介護の勉強アプリです。
過去に介護福祉士国家試験で出題された過去問も解けます。
暗記カードはあらかじめアプリ内に登録されている専門用語だけでなく、自分が覚えておきたい用語を登録してオリジナルの暗記カードも作成できます。特に覚えておきたい暗記カードをカラー付箋でマーキングしておくなど、効率的に勉強するための機能も豊富に揃っています。
料金:無料
販売元:Toshichika Yamashita
App Store | 介護福祉士暗記カード+過去問 解説付 |
Google Play | 介護福祉士暗記カード+過去問徹底対策(解説付き) |
七訂 介護福祉用語辞典

「七訂 介護福祉用語辞典」は介護福祉士として必要な3,600語を収録し、それぞれの用語にわかりやすい解説を付けた用語辞典アプリです。
介護福祉士の試験勉強だけでなく、日常の介護業務にも役立てられます。また介護事業者が職員に対して行う研修資料としても活用できます。
法令書や資格試験参考書などを多く手掛ける中央法規出版が提供しているアプリなので、最新の法改正や制度の動きなどにもしっかり対応されています。
料金:インストール時2,900円(税込)
販売元:ロゴヴィスタ株式会社
App Store | なし |
Google Play | 七訂 介護福祉用語辞典 |
介護福祉士 聴くだけアプリ(完全版)

「介護福祉士 聴くだけアプリ(完全版)」は過去に介護福祉士国家試験で出た設問からまとめた内容を各科目15分程度のテキストに起こし、テキスト読み上げ機能を利用して「聴くだけ勉強」を可能にしたアプリです。
もちろんテキストを読んで勉強することもでき、状況に応じて「読んで勉強」と「聴いて勉強」が選択できます。
テキスト読み上げ機能はバックグラウンド再生に対応しているため、他のサイトやアプリで資料画像などを確認しながら、目と耳の両方を使って勉強できます。
料金:インストール時370円(税込)
販売元:Takashi Umeki
App Store | 介護福祉士 聴くだけアプリ(完全版) |
Google Play | なし |
ケアマネージャーの資格試験勉強アプリ3選

次に、ケアマネージャーの試験対策に役立つ勉強用のアプリを3つ紹介します。
- ケアマネ(ケアマネージャー)暗記カード+過去問解説付
- ケアマネジャー試験対策の頻出問題集アプリ2022年受験
- ケアマネ 過去問(完全版)
ケアマネージャーを目指す方は既に介護に関する知識や技術はある方なので、テキストよりもケアマネージャー試験の過去問、予想問題を多く解いていくタイプのアプリがおすすめです。
ケアマネ(ケアマネージャー)暗記カード+過去問解説付

「ケアマネ(ケアマネージャー)暗記カード+過去問解説付」は上記で紹介した介護福祉士の勉強アプリ「介護福祉士暗記カード+過去問 解説付」のケアマネージャー版です。
介護福祉士版と同様に、ケアマネージャーが覚えておくべき介護の専門用語が多数収録されています。
オリジナルの暗記カード作成機能やカラー付箋機能などの、効率的に勉強するための機能も同様に用意されています。
料金:無料
販売元:Toshichika Yamashita
App Store | ケアマネージャー(ケアマネ)暗記カード+過去問 解説付 |
Google Play | ケアマネ(ケアマネージャー)暗記カード+過去問解説付き |
ケアマネジャー試験対策の頻出問題集アプリ2022年受験

「ケアマネジャー試験対策の頻出問題集アプリ2022年受験」は1日5分のスキマ時間を使って効率的にケアマネージャー試験対策勉強ができるアプリです。
分野別学習と総合演習が選択できます。各設問はケアマネージャー本試験と同じ形式で出題され、解答後に詳しい解説が確認できます。
料金:無料
販売元:YUZUKI SUDA
App Store | ケアマネジャー試験対策2022年受験 |
Google Play | ケアマネジャー試験対策の頻出問題集アプリ2022年受験 |
ケアマネ 過去問(完全版)

「ケアマネ 過去問(完全版)」は過去3年間のケアマネージャー試験の過去問をアプリ化した勉強用アプリです。
無料版も提供されていますが、更新は有料版を優先して行われるため、有料版の利用をおすすめします。有料版でしたら無料版で表示される広告も非表示にできます。
料金:インストール時370円(税込)
販売元:Takashi Umeki
App Store | ケアマネ 過去問(完全版) |
Google Play | なし |
まとめ
今回は資格勉強によるメリットと介護福祉士やケアマネージャーの資格勉強に役立つアプリを紹介しました。
介護福祉士もケアマネージャーも資格を取得するためには、一定期間の実務経験が必要です。
実務経験を積みながら、資格取得のための勉強を続けることは大変ですが、そんな時こそ、効率よく学べるスマートフォンアプリは多いに活用できます。
ぜひ、この記事を参考に自分にあった勉強法を見つけてみてください。
