【musbun】株式会社musbun 代表 鈴村 萌芽氏|インタビュー第10弾

【musbun】株式会社musbun 代表 鈴村 萌芽氏|インタビュー第10弾

“むすぶ”をテーマに生まれた、musbun。

——会社名でもありサービスの名前でもある「musbun」ですが、名前の由来を教えてください。

まず、musbun(むすぶん)と読むのですが、「学生と福祉施設をむすびたい、また心と心をむすびたい」との想いから「むすぶ」という言葉を使用しています。

ただ人々をむすぶのではなく、むすんだ後もずっとつながっていられるような、そんな関係性を創造できるサービスにしたいと考えています。

また、「むすぶ」の後に「ん」をつけた理由は、地元三河市の方言で語尾に「りん」を付けるので、地元愛を込めて「むすぶん」にしました(笑)。

——musbunのサービスについて詳しく教えてください!

アプリとサービスサイトで運営している「musbun」では、アルバイト・ボランティア・インターンシップの募集情報が載っています。掲載している情報は全て福祉に関わる情報で、福祉に特化したサービスとなっています。

アプリ(サービスサイト)上では、施設のカテゴリを「介護施設」「障がい者支援施設」「児童福祉施設」「その他」に分けており、現在最も情報が多い施設は就労支援などを行う「障がい者支援施設」です。

また、登録する学生側は9割がボランティアの経験を求めて登録しています。

musbunでは、エリアや募集内容のカテゴリを絞って検索することも可能です。現在は東海エリアがメインなのですが、SNSなどで施設からお声がけ頂くことも少しずつ増えており、対応地域を拡大しているところです。

インターンシップやアルバイトの募集もありますが、学生にとってはいきなりインターンシップ、アルバイトへ応募することは結構ハードルが高いので、musbunでボランティアに応募・経験した後、直接施設へアルバイトやインターンに申し込む方が多い印象です。

musbunとしても、「福祉体験」を提供したいと考えてこのサービスを開発・運営しているので、まずはボランティアから、と考えています。

musbunのロゴとアプリの画面
「musbun」アプリの画像

——「求人情報」ではなく「福祉体験」を提供することをコンセプトにしているとのことですが、その理由を教えてください。

今、福祉人材不足の課題に対して、官民学が様々な取り組みを行っています。

例えば、福祉系の進学、就職、定着などです。私たちは、まず体験して福祉に興味を持つ学生たちが増えることが、様々な(取り組みの)効果を最大化させる起爆剤になると考え、学生向けに福祉体験を提供するサービスを生み出しました。

この「体験」にこだわる理由には、自分自身のボランティア経験が影響しています。

やはり学生にとって、いきなり福祉系に進学・就職となるとハードルが高く感じてしまい、最初の一歩を踏み出せないことも多いと思うので、まずはボランティアなどの「福祉体験」を通して、福祉に興味を持つ学生が増えればと思っています。

学生も施設も、musbunを通して活発に交流し始めている!

——実際に福祉に興味を持つ学生は多いのでしょうか?

福祉に興味があるというよりは、社会問題に関心がある学生が非常に多い印象です。musbunに登録してくれる学生も、ほとんど社会問題の解決に興味があったり、ボランティアという活動自体に興味があったりする方がほとんどです。

ただ、musbunに登録してくれる学生の6割は、「福祉に興味がある」と(アンケートに)回答してくれています。

musbunを通してボランティアに参加してくれた学生には、アンケートをとっているのですが、皆さんすごく良い感想を送ってくれます。

「利用者さん1人1人の個性を活かすために関わり方をどう工夫しているのかを学ぶことができた」「もっと現場を知りたい、関わりたいと思った」「創造力を広げてくれると同時に、人間そのものに対する考え方も少し変えてくれた」などの声があります。

数時間のボランティアでここまで学んでくれていることが嬉しいです。そんな貴重な経験をさせてくださる事業者さんに感謝しています。

musbunの代表・鈴村さんと広報・坂井さんの写真
左:広報の坂井さん、右:代表の鈴村さん

——実際にはどのようなボランティアがあるのでしょうか?

愛知県のとある事業所が「オンライン節分」というイベントを企画・実施してくれました。今コロナ禍で施設の利用者さんが中々旅行にも行けないので、節分の季節だったこともあり、Zoomで豆まきをしました。

学生が鬼の格好をしてZoomのミーティングに入って、施設のスクリーンとつないで、利用者さんはスクリーンに向かって豆を投げるというイベントでした(笑)。

このイベントには、愛知の事業所にもかかわらず、関東や関西の学生が参加してくれたり、福祉系の学部はもちろん経営学部や医学部など幅広い学部の学生や、大学生だけでなくて高校生も参加してくれて、嬉しかったです。

——musbunを活用している福祉施設や事業所からはどんな声がありますか?

構想段階から応援してくれている法人さんが多く、そのままサービスを利用してくれているのですが、「作ってくれてありがとう」という声を頂くと本当に嬉しくて、励みになります。

また、学生が施設での体験を終えた後、施設の方から学生や施設のご利用者さんの様子などをご連絡頂けることもあり、その一言一言も励みになっていますね。

具体的には「学生さんが来てくれることで利用者の笑顔が増えて、施設全体の風通しも良くなる」という言葉を頂けることが多いです。

資格を持っていない学生でも、施設のみなさんの役に立てていると実感してもらえると嬉しいです。

▶誰もが使いやすいサービスをテーマに作られたmusbun。