【コニカミノルタ】これからの介護に必要なテクノロジーとは 三浦代表インタビュー(中編)

【コニカミノルタ】これからの介護に必要なテクノロジーとは 三浦代表インタビュー(中編)

認識技術で介護の「力」が変わる

少しテクノロジーの話に戻ります。現場に入られて、データ分析や画像認識技術を駆使されているということなのですが、他にも「こんな技術が現場には必要だ」という所感はあるでしょうか?

まず、少し弊社の技術についてお話しておきます。
弊社はエッジデバイスを開発しています。これはものづくりの技術です。昼夜問わず直上から撮影を行うことができ、真っ暗な部屋でも有効です。そして、このエッジデバイスが直上から人の行動を認識できるAIを自社開発しました。このAIは、機械学習と「隠れマルコフ」というアルゴリズムの組み合わせで作り上げました。それも教師データ(AIが学習するためのデータのこと)は全て自前で、相当な工数をかけながら辞書のように作り上げました。

※エッジデバイス・・・ネットワークに繋がる端末のこと。この端末から得られるデータはネットワークを通じて別の場所で収集し活用することができる。

また、様々なデータを解析・分析するデータサイエンティストがおります。統計学を扱うデータサイエンティストが、IoTを通して取れる色々なデータのログに対してクラスタリング等の手法を駆使して、その方向性を導きます。
まとめると、現在手元にあるのはエッジデバイスの技術、画像解析のAI技術、データ解析技術です。

その上で、私は今後必要だというのはやはり顔認識による個人認証ですね。あるいは、音声認識も必要になってくるでしょう。
我々の画像認識による行動解析技術に加えて、個人認証、音声認識が揃えば、介護の力は圧倒的に変わると思います。

画像認識や音声認識はメディアでも取り上げることが多いですが、個人認証の重要性は真新しいトピックに感じます。個人認証の必要性についてもう少し詳しくお伺いできますか?

今は、お部屋の中での個人認証が自動化できていません。お部屋の中に、どなたがいらっしゃるのかということですね。
画像認識は出来ていますが、さらに今後は顔認証ができれば、ある人がどこにいらっしゃっても、個人の行動が全部紐づきます。さらにリアルな世界でのIDとの連携をしておけば、すべてが一気通貫でデータ解析ができるというわけです。クローズドな施設内での話ですけどね。

■トピックのまとめ

  • エッジデバイス、行動認識AIを自社開発した
  • 今後は個人認証技術と音声認識技術が必要になると予想

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