【HitomeQ】介護の現場をDXする コニカミノルタQOLソリューションズ代表・三浦雅範氏インタビュー(前編)

【HitomeQ】介護の現場をDXする コニカミノルタQOLソリューションズ代表・三浦雅範氏インタビュー(前編)

現場に定着するまで徹底的に支援する

現場の方がごく自然に行っていることは、ヒアリングでは課題として上がってこないというわけですね。

その通りです。
今度こそ、HitomeQの利用で現場の働き方が変わると思われました。しかし私どものメンバーによるご説明、導入、支援をさせていただいてき、HitomeQによる映像確認のフローを入れても、1ヶ月もすると元の状態に戻ってしまっていました。ナースコールが鳴ったら駆けつける、人海戦術を基にした元の決められたワークフローに戻るのです。

「映像で確認できることで、大きく働き方を変える」というのが、この全体的な枠の起点です。昔は「ナースコールがあったら駆けつける」。しかし今後は、「ナースコールがあったら一度映像で見て、声かけでいいのか、わざわざ行く必要があるのか、すぐに行くべきなのか判断をする」。このように徹底的にやり方を変えるということを教えないと、すぐにまた、「とにかく鳴ったら駆けつける」に戻っちゃうんですね。

ただし我々のシステムは監視カメラではないので、利用者を常時認識できるようにはなっておりません。これはプライバシーを尊重するためです。お部屋の中で何らかの行動が起こったときに、画像で見れるわけなんですね。またナースコールがなったとき、あるいは転倒されたときしか映像では見れなくなっています。

元の人海戦術に戻らないようにする為に何をやったかというと、運用支援を徹底的に行いました。スマートフォンにログが取れるので、ちゃんと提案通り使っていただいてるかモニタリングさせていただき、モニタリングした結果うまく使えていないようだったらまた私どもがサポートする。そうすると今度は定着していきました。

コニカミノルタQOLソリューションズ代表・三浦雅範氏近影4

定着したら、次のアクションがいよいよIoTです。ネットワークに繋がっているので様々なデータが取れます。
「データを生かして科学的にアプローチする」。そこまでのご支援を行います。これを我々はケアディレクターと呼んでいます。
これは今までの働き方にはなかったことです。デジタルデータを使って新しい働き方に変え、今までのように、「とにかくナースコールが鳴ったら駆けつける」という仕事はなくす。そして新たにデータを見て新しいアプローチの仕方をする。「ICT環境とオペレーションを提供して、介護の現場をDXしよう」という変革を、我々のHitomeQサービスの内容だと思ってください。

※DXとは:Digital Transformationの略。仕事の効率化のためにデジタルツールを導入し、働き方を変える動きのこと。

■トピックのまとめ

  • システムの使い方が定着するまで支援する
  • 現場のデータを使ってさらにDXを進めていく、働き方の変革自体がHitomeQサービス

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