【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

最終更新日 2021.08.31

協力して進む道

大きくなる規模感

ー「安診ネットに惹かれて来る社員が多い」というお話だったのですが、安診ネットも前田さんが関わられて作られたのですか?

2014年以前は、開発は私中心でやっていました。最初のバージョンは300万円で出来ましたしね。今は年に数億円規模の開発費がかかっており、大手と比較しても、このニッチの分野に対する投資額としては多い方だと思います。昨年度は今までの実績が評価され億単位の補助金も出ており(※)、その結果として完成した「安診ネット One」が福岡県と長野県の新型コロナ宿泊療養の医療管理システムとして導入され、見事に活躍してくれています。

(※参照:AMED: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構「令和2年度 「ウイルス等感染症対策技術開発事業」の採択課題について」

データと実績を重要視

ー他の企業とのコラボレーションについてはいかがですか?

テーラーメイド技術は活用範囲が広いので、必要ならば色々な企業と組んでいきたいですね。

その背景として、個人のバイタルデータを統計的に解析するテーラーメイド技術は特許範囲としては広いので、「全分野を自力でやるのは無理な話ですよ」と有識者に勧告されています。

なので、すでにパナソニックさんの関連会社やパラマウントベッドさんと組んで取り組みを進めています。どこかがやりたいと思えば、うちはAPIもありますし、原則、技術提供します。むしろそれじゃないと無理なんです。そういった機会があればと思います。うちは利益重視よりも、データと実績が増えればいいので、比較的組みやすいんじゃないかなと思うんですけどね。

ー世の中の企業の中には、それを知らない方々もいらっしゃると思うので。

99.5%は知らないと思います(笑)。

ーでは、この記事がきっかけの一つになれればと思います。

■トピックのまとめ

  • 助成金をうまく活用
  • 他社に技術提供を行い、連携していきたい

インタビューは以上です。お読みいただきありがとうございました!

こうしたエッジのきいた企業がパイオニアとして、ケア業界を牽引していくのかもしれません。

「違和感に正直になる」「なければ作る」というパワフルな考え方が印象的でした。また、そこに集まる「変化が多い環境を面白いと思う」人材の話も興味深いですね。

ご協力いただいた芙蓉開発株式会社の前田様、中野様、大変ありがとうございました!

芙蓉開発株式会社のWebサイトはこちら。ご興味がある方は、ぜひご覧ください。

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