【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

最終更新日 2021.08.31

変化を好む人材が集まる

あとは、建築に通じるところで言うと、自分一人では作れないということがあります。社員や色々な方が、ちゃんと協力してくれる、集まってくれる。一人じゃできませんが、力が合わさると実現する。

ー前田さんの感性についてこれる人材の確保は難しいことだったりしますか?

そうなんですかね(笑)。
彼らは、基本、入社時に、「安診ネットの事業がやりたい」と言って入っています。入るときは、私の書いた本を読んでもらい、レポートを書かせます。レポートによって、どこまで本気かというのがわかるんです。

よそがやらないことをやるというのは、社員からすると負担がかかるわけですよ。いつ成功するかわからないし、ベンチマークもしづらいじゃないですか。
それだけ負荷がかかるものは、社員が「やりたい」と思わないと続かないんじゃないかなと思いますけどね。

あとは中野さんにきいてもらったほうが(笑)中野さん、どうなの?

(社員の中野さん)
うちにいる人たちは社長の本を読んでから入っているというのもあって、意識が統一されているのかなとは思います。あとはやっぱり、変化が多いのを好む。好むというか、それについていける人がすごく多いなという印象はありますね。

ー「変化を好む」。

(社員の中野さん)
みんな、変わらない職場の方が楽じゃないですか。昨日と同じことをやる環境。私たちの会社は、「昨日言っていたことと、やっぱり違った」というのはすごくよくあるので。それを嫌がらない、またはそういう環境をすごく面白いと思える人が多いのかなという気はします。

ーそういった方々が集まるために、本が役に立つというのは、有効なノウハウなのかもしれないですね。

ざっくばらんにいうと、普通、楽して給料もらいたいですよね?私の本を読むと「この会社で楽できなさそうだな」というのがわかりますし、「そのかわり、よそと違うことはできそうだな」というのが伝わると思います。

また、どうしてこの事業をやることになったかと、10年かけてどういうことをするかが書いてあります。大きく言えば、その通りに進んでいますしね。

ー前田さんは、ビジョナリーなのかもしれないですね。

そうですか?私は当たり前のことを考えているだけなので、他の人がいうようなビジョナリーとは思ってないんですけれど。私が将来普通になると思っていることが、周りからすれば「先を考えている」ということなのかもしれないですけどね。
自分の中では、過去もずっとそうしてきましたが、ある仮定をおいて、やっているつもりだけなんです。そして一部では実現してきています。
老人病院と言われた時代の療養病院でやれたことが、ただ介護施設や在宅でやれるようになればいいだけなんです。

ー介護のDXに関するコミュニティ(同業他社含む)の方々と交流があったりはしますか?

今回LIFEが始まる時に、全国規模の介護団体の理事長と話したり、視察に来ていただいたり。セミナー講師をなさるコンサルの方とかとも話しています。福岡の研究会では20法人と一緒に研究したりしています。
確かに、知らないうちにコミュニティというのはできてはいますね。

ー福岡という立地にこだわりはあるのですか?

福岡は新しいもの好きですからね。歴史的にも、窓口をやっています。よそもの大好きです(笑)。

ー福岡にベンチャーが多くできているという話も聞いたことがあります。そういう空気感があるのかもしれないですね。

時間や距離的にも福岡ってけっこういいですからね。飛行機を使えば、日帰りでどこにでも行けます。

■トピックのまとめ

  • 自著のレポートを提出させ、やる気のある社員を集める
  • 変化を好む人材が集まる
  • 身の回りのコミュニティは知らない間にできてきた

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