【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

【芙蓉開発】なければ作る。変化を好む。【前田俊輔】(介護AI・介護DXインタビュー)後編

最終更新日 2021.08.31

「だったらこうすればいい」

ーこれまで逆境でも前のめりでやってこられたかと思いますが、なにか原体験のようなものはあったのでしょうか?

私は30歳前に自分の会社を立ち上げましたが、よく考えるとよそと同じことをやったことがないんですよね。

住宅(一般住宅)の事業をやっていたときも、例えば「自分の予算の何倍ものモデルハウスを見せて、契約した後に、自分の家の仕様と全く違うことを知らされ、中止しようとすると違約金を払わされる」というケースを散見して「それはおかしいだろう」と奮起したことがあります。自分で見積もり立てれるようじゃないとだめだと。それは時代を先取りする取り組みでした。違和感があるものに対して、「だったらこうすればいいじゃん」というのがもともとあるタイプなんです。

いまも、「医療の現場で行われている高齢者がうけるべきケアが、介護施設や在宅介護ではできないのだろうか」そして「やる方法はある」と考えたのです。

建築出身だからですかね?「なければ作る」という考えがもともとある。

ー(やはり、パイオニアの考え方だ・・・!)

今までのことを振り返ると、住宅に関しては、私たちのやり方が今では世の中の王道になっています。また医療機能もある老人ホーム(療養病院と同じようなことが診れる老人ホーム)を8年前に作りました。それもだんだんと普通になってきました。

AIだって、いまはちょっと変わった先進的なものだと言われますけど、あと10年や20年経ったら「使わなかった時代があるの?」「高齢者を一般基準で扱って、誰も文句言わなかったの?」という時代がくると思うんですよね。

ー違和感に正直にいると、みんなが後からそこに追いついてくるということかもしれないですね。

そうですね。
これから50年後かわからないですが、ウェアラブルだけではなくチップを埋め込んで、バイタルなんか全て勝手にとれるようになりますよ。「個人ごとのバイタルデータをいつどんな環境でも測れる」というのは、おそらく、そうならない可能性の方が少ないと思うんですよ。

(未来視点で考えると、)個人ごとのバイタルデータがとれるのに一律で37.5度の発熱基準を設けるのはちょっと考えづらいじゃないですか。そういう意味では時代つまりニーズが、いつ追いついてくるかということだと思います。時代が追いついたところで商品を出していくのです。

■トピックのまとめ

  • 創業以来、他社と同じことをやったことがない
  • 違和感に正直になり、世の中にないものを自ら作る
  • 住宅サービスや介護施設の王道を、いち早く作ってきた。AIもそうなる

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